虫歯の痛みから早く解放されましょう
虫歯はとても身近な病気であり、多くの方が虫歯治療を受けた経験があるのではないでしょうか。虫歯は、初期に自覚症状がないという特徴があり、「歯が痛い」「しみる」などと異変に気づいたときには、ある程度進行していることが考えられます。
虫歯は、放置しておいて治ることはない病気です。そのうえ、最悪の場合、歯を抜かざるをえなくなります。症状が軽いうちに治療を受け、早く痛みから解放されるとともに、大切な歯を守りましょう。
虫歯を放置するリスク
虫歯は、風邪や腹痛のように「しばらく様子を見ていたら治った」ということは決してありません。それどころか確実に症状は悪化し、次のようなリスクを招いてしまいます。
- 痛みがどんどん強くなる
- 治療が難しくなる
- 治療時の痛みが強くなるおそれがある
- 治療費がかさむ
- 通院回数が増え、治療期間が長くなる
- まわりの歯や歯ぐきなどのお口全体、および全身の健康に悪影響を与えることがある
初期の虫歯は再石灰化で治すことができます
お口の中では、歯のミネラル分が溶かされる「脱灰(だっかい)」と、だ液の中和作用によって、再びミネラル分が歯に戻る「再石灰化」が常に繰り返されています。しかし、この二つの現象のバランスが崩れると、再石灰化が間に合わなくなり虫歯ができてしまうのです。
ごく初期の虫歯であれば、再石灰化を促すことで治すことができます。再石灰化を促すためには、フッ素塗布を受けるのが効果的。また、日常的に「だらだら食べをやめる」「キシリトールを活用する」という行為も再石灰化を促します。日頃から意識して、歯を守っていきましょう。
削らない虫歯治療「3Mix法」
「3Mix法」とは、3種類の抗生物質・抗菌物質を混ぜ合せた薬剤を虫歯部分に詰め込み、虫歯を治す治療のこと。虫歯菌を無菌化できるため、歯を削ることなく虫歯を治すことができるのが特徴です。ドリルを使わずに済み、痛みを抑えて治療することができるのです。
「3Mix法」のメリット
- 治療が短期間で済む
- ドリルを使わないため、歯医者が苦手な人にも安心
- 歯を削る量を最小限に抑えられる
- 治りにくい歯根に病巣がある虫歯でも、抜かずに残すことができる
- 神経を残せる可能性が高い